ウィッグには、レディーメイド、セミオーダー、オーダーメイドという3種類があります。
レディーメイドは、ファッションで言うなら「プレタポルテ(既製服)」ですね。予め用意されたスタイルとサイズの中から、自分に合ったものを選びます。セミオーダーは、基本の型を選んで素材やデザインは自分で決めていくもの。
こうしてみると、その女性のサイズやイメージに合わせて作るオーダーメイドは、「ウィッグのオートクチュール」と考えられますね。オーダーメイドの手順は、まず、樹脂のシートなどで頭の型取り、またはメジャーによる頭の採寸を行います。この型に合わせて製作したキャップに、毛色や毛質、カールの出具合など一本一本までこだわった髪を、熟練の職人が手仕事で丁寧に植え込んでいきます。それだけに時間と費用がかかりますが、完成度の高さはオートクチュールと呼ぶにふさわしいものです。
特に、自毛と馴染ませるタイプの部分ウィッグは、オーダーメイドならではの技術が活かされます。微妙な頭の形に合わせてつくるため、部分ウィッグでもフィット感があり、その女性の髪に限りなく近いものに仕上がり自然に自毛となじみます。つむじや分け目に使用される人工の地肌も、オーダーメイドであれば地肌と同じような色や触感を再現することができるのです。オーダーメイドなら、「もうひとつの自分の髪」をつくることも夢ではありません。
